マリンズステーブルの馬への拘り



 マリンズステーブルは、馬に対する拘りを持っています。
 馬は人間が飼育した時から、野生馬と違い弱肉強食では成り立ちません。
 管理が必要であり、そのためには馬の習性と馬ごとの個性を理解する必要があります。
 管理するためには、英語でも研究報告や馬についての勉強をする、栄養素の過不足計算はパソコンを利用する必要があるのです。
 麦など高カロリーの餌を秤で量らずに目分量で給飼する、定期的に餌の時間を決めない、水を入れ替えない等は馬の体調を崩すのです。
 マリンズステーブルでの馬への拘りは、この血統でないとだめ、調教はこうでないとだめという拘りではありません。
 馬が健康でいて、幸せに感じることが私達の幸せであり、責任であると考えています。
 馬が規律や厳しさに耐えることを念頭に置き、馬への思いやり、いたわり、愛情が拘りなのです。

1.馬を単独で動くように意識付けを行う
  馬は順位付けを行い、集団で行動します。特別な調教をしないと馬は馬の後をついて行くのです。
  また、先頭を極端に嫌がり後ろを行きたがる臆病な性質を持っています。
 ★マリンズの馬はどの馬も先導でき、騎乗者が意識を持っていれば馬は後をついて行きません。

2.馬の特徴、個性を重視する
  馬の品種による動きの特徴を優先し、馬の個性を取りきらないように調教しています。
  速く走ることが得意な馬は、それを伸ばし、横の動きが得意ならそれを伸ばします。
  個性も大切です。機械ではありませんから、フレンドリーな性格、慎重な性格等持って生まれた個性があります。
  マリンズでは、人間を噛む、蹴るの矯正と人間の指示に従う以外の馬の個性を取りません。
  他の施設でよくある、おとなしいが触っても無反応、指示は良く聞くが面白みがないことはありません。
  いたずらな馬はいたずらをしますし、甘えてくる馬は顔を寄せてきます。
 ★マリンズの馬はどの馬も個性があり、生き生きしています。

3.馬にあった飼料を与えます。
  とても手間と費用がかかります。
  子馬や成長期の馬、妊娠馬、よく練習に使う馬、体重、必要な1日の総カロリーや栄養素はそれぞれ違うのです。
  冬は寒くなるため、必要なカロリーは夏の1.3倍から2.0倍にもなるのです。
  馬房に入れず集団で飼育し牧草や乾燥草を食べ放題にしている施設もありますが、強い馬のみが太ってしまいます。
  また、常時使う馬が夏に放牧のみでカロリーや栄養素が足りるかというと全く足りないのです。
  馬が自然に栄養やカロリーのことを考えて、調整できないから人間が行うのです。
 ★マリンズでは各馬に合わせて高品質の乾燥牧草とサプリメント等を秤で計って個室馬房内で給飼しています。(家族ですから)
  

4.手綱や頭絡とハミの留め具は、急激な力が加わると切れる折れるものを使用します
  手綱は繋がっているもの、2つに分かれているものどちらも皮を使用しています。化学製品の方が安価で耐久性や引っ張り強度は、
  はるかに強いのですが、手綱は落馬して手に絡まった時、切れないと重大な事故が起きてしまいます。
  また、ハミと頭絡の留め具は、金属のねじ式ではなく革ひもを多く使用してます。
  落馬や滞留ミスにより馬が手綱を地面に垂れたまま歩く、走ると足で踏んで手綱を馬の力で作用させた状態になり、
  馬自身の力でハミの当たる口の中を傷つけます。
  手綱、頭絡、ハミの内で馬を傷付けるのは、ハミの金属部分です。馬にとって一番敏感な口の中に入っている物で決して折れないものですから、
  繋がっている部分でどこかが壊れないと馬の口を著しく傷つけてしまいます。(餌が食べられなくて点滴や最悪そのまま予後不良となることもある)
  皮製品は人間の力では切れることはありませんが、馬の力では簡単に切ることが出来るものなのです。
 ★マリンズでは、高価ですが人馬とも安全な皮製品を使用します。(物は購入できますから)

5.馬には毎日接し、時間には給飼します。
  都会の乗馬クラブでは当たり前だと思われていますが、予約が入っていない日は馬に接しない施設が存在するのです。
  毎日、馬に接しないでホッタラカシにすると馬は野生馬となってしまい、人間が上位であることを忘れてしまいます。
  餌をやるときも人間の認識はなくなりますから、餌の入っているバケツをめがけ突進してきます。直ぐに与えなければ噛んできます。
 ★マリンズでは1日3回給飼し、放牧中にも馬に触れ合います。だから、フレンドリーなのです。

6.馬の判断を悩ませることは極力さける
  例えば、人間を乗せて引き馬をしていると考えてください。引いている人間は止まれと合図しています。騎乗者は両足で蹴って進めと指示しています。
  馬は悩みます。どちらを優先するか?例えば、引いているのが施設のオーナー、騎乗者が知らない人間だとします。
  調教をしていなければ、悩まずにオーナーに従いますし、調教していれば悩むことになります。
  しっかりと馬を調教していて、騎乗者が正しい指示を出したら騎乗者を優先し、
  騎乗者が指示を出さずに物体となっている場合は引いているオーナーを優先します。
 ★マリンズでは馬を悩ます引き馬は原則行いません。

7.馬の連続使用はさける
  例えば、オンシーズンで予約が一杯、馬の休憩時間をなくせばもう1人お客さまを乗せることができる。
  経営重視のオーナーなら、馬の休憩時間を無くてしまうでしょう。
  馬もストレスが貯まります、餌の時間を過ぎても餌があたらない、ゆっくりと食べられない、居眠りが出来ない。
  貴方が馬なら、嫌ですよね!馬は人間と違い、我慢強くなく、理性を持っていません。本能が支配する生き物なのです。
  私達夫婦の昼食や休憩時間は無くても、馬の昼食、休み時間はあるのです。
 ★マリンズでは同じ馬の連続使用はなく、定期的に給飼、休憩を取らせるため予約制にしています。